今週のKAならミーティングはまた1人新しい仲間が繋がって下さり、回復のステップを歩み始められました。
最近のミーティングは10人ほどのメンバーが集まるようになり、より多くの仲間に自分の経験を話したり、聞いたりし、分かち合うことができています。
クレプトマニアはやってしまうと犯罪になってしまうという依存症の中でも恐ろしくたくさんの方を巻き込むことになってしまう病気です。
ほとんどの人がどん底まで落ちることを経験し、それでも止められなかったアディクション(盗癖)をどんな方法でもいいから止めたいと思い辿り着くの”KA”です。
苦しくて、辛くて、
でも理解されにくい窃盗という症状を誰かに打ち明けられるわけがなく1人で抱え込み、
罪悪感と孤独感を感じ続けながら生きていかなくてはならない。
それがKAに繋がるまでの私でした。
いくら家族であっても、、、
家族だからこそ踏み込んで話せないことでした。
”KA”に一歩足を踏み入れると先行く仲間は笑顔で迎い入れてくれ、
まず自分の話を包み隠すことなくしてくださり、そして私の話も真剣に耳を傾けてくれました。
「ここでは話してもいいんだ」
「ここの人たちは真剣に話を聞いてくれる」
ということを何か自分の中の深いところから感じることができました。
それまで長い間話せなかった話を否定されることなく、自分の話を受け止めてもらえるということは不思議な感覚になりました。
そしてミーティング会場へ足を運び、ミーティングで行う
「ただ話す」「ただ聞く」ということを繰り返すたびにカチカチに凝り固まった心が少しずつ解けていきました。
毎週KAならに行くたびに自然と笑顔で過ごせる時間が増え
そして今の自分があると思います。
KAという場には確かに犯罪者が集まっているということになります。
ですが、信じられないほどまっすぐで、心の優しい方の集まりです。
これからKAと繋がる方は何も不安に思うことはありません。
かならず仲間が声をかけ、もうあなたを1人ぼっちにすることはありません。
KAと繋がっている限りあなたの居場所はそこにあります。
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