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12ステップ・プログラム


このKAならのHPにも掲載させていただいている「KAの12のステップ」。



1.私たちは盗癖と言うアディクションに対して無力であり、

 思い通りに生きていけなくなったことを認めた。

2.自分を超えた大きな力が、私たちを健康な心に戻してくれると信じるようになった。

3.私たちの意志と生き方を、自分なりに理解した神の配慮にゆだねる決心をした。

4.恐れずに、徹底して、自分自身の棚卸しを行い、それを表に作った。

5.神に対し、自分自身に対し、そしてもうひとりの人に対して、 

 自分の過ちの本質をありのままに認めた。

6.こうした性格上の欠点全部を、神に取り除いてもらう準備がすべて整った。

7.私たちの短所を取り除いて下さいと、謙虚に神に求めた。

8.私たちが傷つけたすべての人の表を作り、

 その人たち全員に進んで埋め合わせをしようとする気持ちになった。

9.その人たちやほかの人を傷つけない限り、

 機会あるたびにその人たちに直接埋め合わせをした。

10.自分自身の棚卸しを続け、間違ったときは直ちにそれを認めた。

11.祈りと黙想を通して、自分なりに理解した神との意識的な触れ合いを深め、

 神の意思を知ることと、それを実践する力だけを求めた。

12.これらのステップを経た結果、私たちは霊的に目覚め、

 このメッセージを他の仲間に伝え、

 そして私たちのすべてのことにこの原理を実行しようと努力した。



改めて載せさせていただきましたが私もこの12のステップを初めて目にしたときは普段、普通に生活しているときは使わないような「自分を超えた大きな力」「神」「霊的」などといった言葉がたくさんあり、理解し受け入れることがとても難しいように思いました。


それに宗教っぽく感じてしまう方もおられるかもしれませんが、違います。




12のステップは「回復」のステップとも言われていて、

元はというと1935年アルコール依存症者が集まるAA(アルコホーリクス・アノニマス)で創始されたとき作られた回復手段の1つです。


その12のステップがアルコール依存症者だけではなくそれ以外の依存症者にも効果があることが実証され、現在ではその他の問題を抱える人が集まる自助グループでも使われるようになっているのです。


クレプトマニアも例外ではなく全国各地のKAでこの「12のステップ」を「盗癖」用の言葉を置き換え使用されています。




KAならに来てくださっている仲間がいつも言ってくれるのですがこの「神」や「大きな力」などは人それぞれどう受け止めてもいいのです。


自分自身が一番信用できる何かに当てはめ考え、重要なのはその「何か」に託す。委ねる。ということなのだと思います。




ステップ1にもあるように

アディクションに対して無力であり、思い通りに生きていけなくなったことを認めた。

というのがアディクションから回復していくための土台になるのだと私は思います。


これはいわゆる「否認の放棄」です。


嗜癖は「否認の病」と言われることがあります。

というのは、依存症者はどうしても自分が依存症であることを認められない。否認し続けるのです。


回復するためにはまず自分が病気であることを認め、受け入れる。

そして自分の力ではどうしようもなくなったことを認めるということを第一に乗り越えなければならない課題です。




自分の病気に対していい意味で諦めるのです。



そういう物事の考え方や生き方のガイドラインのようなものとして「12のステップ」があるのだと思います。



意味が理解できなくてもこのステップをもとに回復している「先行く仲間」がたくさんいることに違いはないので私たち依存症者はそれを信じて生き方を見直していく必要があるのです。




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